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音楽誌が書かないJ-POP批評裏話

音楽誌が書かないJポップ批評 (14) 音楽誌が書かないJポップ批評 (14)
(2001/07)
宝島社
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 もう御存知の方も多いと思いますが、別冊宝島シリーズで1冊全てB'zを特集した「音楽誌が書かないJポップ批評14」が発売されました。以前の「B'zな日々」で「今面白い事に携わっている」と書いたのはこの事で、実は管理人、この本で原稿を書かせて頂いたばかりか、B'zについてのファン対談までさせて頂きました。実際本当にその原稿が本になるかは半信半疑だったんですが、、なんとかボツになる事も無くめでたく無事発売されたようで、ここで御報告、というわけです。

そもそも、なんでワタシのようなド素人が商業誌の原稿を書く事になったのか。事の始まりは5月末、当サイトをご覧になったという宝島社編集のO氏から次回の「音楽誌が書かないJポップ批評」の14号がB'z特集に決定し、ファンの立場から意見が聞きたいため、取材させて欲しいとの旨のメールを受けた事がきっかけです。メール送信元がHOTMAILだったためちょっと怪しく思いつつも、昔の「Jポップ批評」を引っ張り出して見ると確かに編集者の所に差出人と同じ名前がありました。「これは前の日トレ以上に面白い経験ができそうだ」とすぐさま承諾。以前からこの「Jポップ批評」は仲間内では時々話題に上っていて、おりしもその内容が最近イマイチになってきたなんて話していた時です。ここで不肖ながらこのワタシが一石を投じる事ができれば、と立ちあがった次第です(ウソ)。

 6月に入り、半蔵門の宝島社で1回目の取材がありました。編集の方3人とワタシという形でちと緊張しながらも打ち合せ開始。これまでの「Jポップ批評」シリーズについては提灯記事を書かないというところに、個人的には「その心意気やよし!」という感じでしたが、肝心の記事内容としては、ワタシのような素人ファンがホームページ上に載せる駄文であればともかく、ファンから見るとイマイチピントがずれているのではないか、という感じが否めませんでした。そこを突っ込もうかとも思い、グッと構えていたのですが意外や意外、編集者さんたちは非常に好意的で、なんかファンの集いっぽくまったり話をしてしまいました。ここで言われたのが、「Jポップ批評」という本のコンセプト。そもそもは普通の音楽誌が広告掲載等の利害関係から通り一偏のヨイショ記事しか書けないのに対し、あくまでフラットでいろいろな立場から思ったことを正直に論ずる事によって新たな視点が開けるのではないか、そのアーティストの本当の姿が見えてくるのではないか、という試みからスタートしており、別にアーティストをこき下ろすのが目的ではないという事(はっきり覚えてないですが、たしかそんなニュアンス)。確かに第三者的視点からのクールな発言というのはある意味熱いファンにとっては不快感を与え、「何も知らないくせに」などと反感を買ってしまいがちですが、普段からYahoo!掲示板や2ちゃんのアンチトピなんかを楽しくROMらせて頂いているワタシのようなナナメなファンにとってはそういう意見が非常に興味深いものだったりしますし、そういう意見の方がいい悪いは別として結構自分にフィードバックされたりするんですよね。また、今回はB'zをあまり知らない、あるいはあまり興味の無い一般の人にB'zとはどんなものかをこの本を通して伝えたい、という意図もあったらしいです。宝島の人達は思った以上にちゃんと考えていたのです。

 そこで一通りワタシの意見も含めていろいろ話し合った後、何か記事に関してなにかいいアイデアがないかという事を検討していたところ、友人の洋楽→B'zファンのP氏の事が話題になり、B'z→洋楽ファンである管理人と対談させてみてはどうかという話になりました。こりゃあ面白い、ということでP氏を交通費宝島持ちで呼びよせる事に。1週間後、宝島と一戦交える覚悟で上京のP氏でしたが、例の如くフレンドリーな雰囲気に戦意喪失したか、お得意の毒気もなしに対談は和やかに行われました。それはともかくオヤジ5人が酒もナシに会議室でB'zのことを3時間も真剣に語っているという図は今考えると妙でしたね。楽しかったからいいですけど。居酒屋談義程度で結構ということだったので、文章に出来ないような事まで含めて好き勝手喋ってきましたが、でもやはり自分の思っている事の殆どを上手く表現できなかったというか、やはりもどかしい面が多かったのは残念です。嗚呼、弁が立つ人間になりたい。本になった対談は一応かなり校正入ってます。ぶっちゃけてバラしてしまうと、喋ってないような事も後からいいように付け加えられているという。まぁ、世の中そんなもんです。でもこの対談は結構面白いものになったのかな、と個人的には思います(P氏に感謝)。ライターの夏至明氏にも会えたのも収穫。実は夏至氏からは数年前に1度メールを頂いたり、「スクラップスティックス」というミニコミ誌を送ってもらった事があって、どんな人だろうと思っていたのですが、会ってみるとこれまたナイスな好青年。B'zへの情熱と研究心も相当なもので、ワタシなんか全然薄々でした。足元にも及ばないと思いました。夏至氏がアンチだと思っている方、彼はハンパじゃないB'zファンです。とりあえず夏至氏と話できたのはとてもラッキーでしたね。欲しかった「スクラップ~」のB'z特集号ももらえましたし(夏至さんありがとう!)。

 結局ワタシには追加要望として「プロモの見所」や「ライブの見所」などをセレクトし、ファンの視点でピンポイント紹介するという、簡単なようでかなり難しい宿題が出されました。出来上がりは見ての通りですが、かなりフツーでイマイチなものになってしまったのは相当残念です。とにもかくにもKumagoroめでたくライターデビュー(笑)とあいなったわけですが、いやいや、こうやってやってみるとライターって仕事はホント大変なんだな、というのがよく分かりました。勝手な事並べても平気な個人サイトで適当なもの書いてるのと違って、売り物になるだけに下手な事書けないなっていうプレッシャーが尋常じゃないです。しかも字数制限があるし、文法や読みやすさを気にしないといけないし、文章構成やらいろいろ考えなきゃいけないってのがありまして。それに褒めちぎりは嫌だけど貶したくも無いという、その微妙なブレンドがこれまた難しいんですよね。しかも提出したらちょっとコンセプトと違うんで…なんて直しが入ってガックリ、というパターンもあってかなり頭抱えました。それで結局仕上がった原稿があの程度ですから情けないです。結局ワタシは佐伯明氏にはなれなかった…。

 でも、個人的にB'zをテーマに1冊まるごとこれだけフラットな立場で語り倒した本ってのもなかなか貴重なんではないかと思います。ワタシが原稿寄せてるからとかそういうのは抜きにして面白い本ですから、まだ読んでない方は御一読されては如何でしょう。内容が内容だけに洒落がわかる人にしかすすめませんが。しかも少々お値段も張りますしね。ちなみにこの本はちゃんと事務所の許可を得て出版されているそうです(宝島さんが以前B'zの記事のっけた時にBeing側の担当の方と電話で話したところ、PVの画面撮りに関しては文句を言われたが、記事内容については評判が良かったなどと話されていました)。評判はまずまずのようで、増刷・文庫化も考えられてるそうです。なんにせよいい経験させて頂きました。ありがとうございました、宝島さん。

 余談ですが、今回原稿書きを引き受けてみて、「今自分ライターっぽいかも」と感じたのは、仕事中でも真夜中でも編集さんから確認やら催促やらの電話がかかってくる事です。いや、それは別にいいんですけど、一体いつまで仕事してるんだろうかという時間に出版社から電話がかかってくるのが面白かったです。と思うと昼間こっちから電話してもなかなかつかまらないんですよね…。

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